アイスの誘惑、気になりますよね?
暑い日や、仕事や家事でちょっと疲れたとき。
「あ〜、冷たいアイス食べたいな……」 そう思ってコンビニやスーパーの冷凍コーナーに立ち寄った経験、きっとみなさんもありますよね。
色とりどりのパッケージを前に、「今日はどれにしようかな」と悩む時間も、実はちょっとした幸せだったりします。
でも、ダイエット中や健康に気を使っている人にとっては、この幸せな時間にちょっとした罪悪感がつきものです。
「アイスって太るのかな?」
「どれが一番カロリーが高いんだろう?」
パッケージをよく見ると、
「種類別:アイスクリーム」
「アイスミルク」
「ラクトアイス」など、いろんな表示があってややこしいですよね。
そこで今回は、この3つのアイスが一体何なのか、どう違うのかを徹底解説します。
さらに、「結局、どれが一番太りやすいの?」という多くの人が抱える疑問にもお答えしますね。
「アイスは我慢しなきゃいけないの?」
そんな風に諦めていた人も、この記事を読めば、きっと上手にアイスと付き合えるようになりますよ!
ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかること
- アイスクリーム・アイスミルク・ラクトアイスの違い
- 各種類のカロリー・脂質・糖質の比較
- 一番太りやすいアイスの種類はどれか
- 太りにくくアイスを食べるための工夫
- ダイエット中でもアイスを楽しむ選び方
知ってた?アイスは法律で「種類」が決められているんです

実は、私たちが口にするアイスは、「乳固形分」と「乳脂肪分」という2つの成分の量によって、法律で厳密に分類されているんです。
ちょっと難しそうな言葉ですが、簡単に言うと牛乳の成分がどれだけ入っているかということ。
この成分量によって、アイスは大きく4つの種類に分けられます。
- アイスクリーム
乳固形分15.0%以上、乳脂肪分8.0%以上 - アイスミルク
乳固形分10.0%以上、乳脂肪分3.0%以上 - ラクトアイス
乳固形分3.0%以上 - 氷菓
上記以外のもの(果汁などを凍らせたかき氷やシャーベットなど)
このうち、私たちがスーパーやコンビニでよく見かけるのは、
「アイスクリーム」
「アイスミルク」
「ラクトアイス」の3種類ですよね。
この「種類別」は、すべての商品のパッケージに記載することが義務付けられています。
普段あまり気にしないかもしれませんが、今度アイスを買うときはぜひ裏側をチェックしてみてください。
「種類別」でこんなに違う!3つのアイスの特徴を比較

種類が違うということは、当然、味や成分、そしてカロリーや脂質も違ってきます。それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
アイスクリーム
コンビニやスーパーのアイスコーナーで、一番高級感があるのがこのアイスクリームです。
その名の通り、乳脂肪分が最も多く含まれているのが最大の特徴。
まるで本物の生クリームを食べているかのような、濃厚でリッチな味わいが楽しめます。
乳脂肪分が多いので、口に入れたときにスーッと溶けていくような、なめらかな食感も魅力です。
一方で、やはりカロリーや脂質は高めです。
しかし、その分濃厚で満足感が高いので、
「ちょっとだけ食べたい」というときでも、少量で十分満たされることが多いです。
「ハーゲンダッツ」や「MOW(モウ)」などが代表的なアイスクリームです。
アイスミルク
アイスクリームとラクトアイスのちょうど中間的な存在が、このアイスミルク。
アイスクリームよりも乳脂肪分は少ないですが、それでも牛乳の成分がしっかり入っているので、ほどよいコクと風味を楽しむことができます。
商品によっては、牛乳の代わりに植物油脂を使って脂肪分を補っているものもあります。
アイスクリームよりもあっさりとしているので、しつこさがなく、サッパリと食べたいときにぴったりです。
「グリコジャイアントコーン」や
「セブンプレミアムワッフルコーンミルクバニラ」などが代表的です。
ラクトアイス
アイスクリームやアイスミルクに比べて、乳固形分が極端に少ないのがラクトアイスです。
牛乳の成分が少ないため、その代わりに植物油脂や砂糖を加えて、アイスクリームのようななめらかな食感や風味を作り出しています。
乳製品が少ない分、コストが安くなるため、値段も手頃なものが多いのが特徴です。
また、種類も非常に豊富で、いろんなフレーバーが楽しめます。
「エッセルスーパーカップ」や「爽(SOU)」などが代表的なラクトアイスです。
カロリー・脂質・糖質を徹底比較!どれが一番太りやすい?

それぞれの特徴を理解したところで、気になる「カロリー」や「脂質」を比べてみましょう。
【100mlあたりの成分目安】
種類 | カロリー | 脂質 | 糖質 | 主な特徴 |
アイスクリーム | 約180kcal | 10〜12g | 16〜20g | 乳脂肪由来、満足感が高い |
アイスミルク | 約160kcal | 6〜8g | 17〜21g | ほどよいコク、軽め |
ラクトアイス | 約140〜200kcal | 7〜13g | 20〜25g | 甘さ強め、血糖値が上がりやすい |
※あくまで目安です。商品によって成分は大きく異なるので、必ずパッケージを確認してくださいね!
この表を見て、「あれ?ラクトアイスってカロリー低いんじゃないの?」と思った人もいるかもしれません。
実際、商品によってはアイスクリームよりもカロリーが低いものもあります。
しかし、結論から言ってしまうと、一番太りやすいのは「ラクトアイス」です。
その理由は、単にカロリーが高いからではありません。
ラクトアイスには、太りやすい落とし穴がいくつか隠されているからです。
植物油脂が多い
ラクトアイスは、乳成分の代わりに植物油脂を使ってなめらかな食感を出しています。
この植物油脂は、体内で分解されにくく、体に脂肪として蓄積されやすいという性質を持っています。
同じ「脂質」でも、乳製品由来の脂質と植物由来の脂質では、体に与える影響が少し違うんですね。
糖質が多い
ラクトアイスは、乳成分が少ない分、砂糖を多く使って味を調整しています。
そのため、他のアイスに比べて糖質が多くなてしまうため、糖質の摂りすぎで、血糖値を急激に上昇させ、インスリンというホルモンが大量に分泌されます。
インスリンは、体内のブドウ糖をエネルギーに変える働きがありますが、余ったブドウ糖はすべて脂肪として体に蓄えられてしまいます。
軽い食感で食べすぎやすい
ラクトアイスは、シャリシャリとした氷菓に近いさっぱりした食感のものが多いですよね。
この軽い食感が、「もうちょっとだけ…」とついつい食べすぎてしまう原因になります。
例えば、スーパーカップのような大容量のものを、時間をかけてダラダラと食べてしまうと、気づかないうちにかなりの量とカロリー、そして糖質を摂取してしまうことになります。
賢く選んで罪悪感ゼロ!アイスを太りにくく食べる5つのコツ
「じゃあ、もうアイスは食べちゃいけないの?」
いえいえ、そんなことはありません!
どんなアイスを選ぶにしても、「量」と「食べ方」さえ意識すれば、ダイエット中でも十分に楽しむことができます。
食べるタイミングを意識する
アイスを食べるなら、間食として15時前後がおすすめです。
この時間帯は、人間の体内時計の働きで、脂肪を溜め込む働きをする
「BMAL1(ビーマルワン)」というタンパク質の分泌量が一番少ないんです。
つまり、食べたものが脂肪になりにくい時間帯というわけですね。
また、食事の直後に食べるのも悪くありません。血糖値がすでに上がっているので、アイスの糖分による急激な血糖値上昇を抑えることができます。
小分けサイズを選ぶ
大容量のものを買ってしまうと、ついつい食べすぎてしまうので、それを避けるためにも、カップやバータイプなど、一人前ずつ小分けになっているものを選びましょう。
「ハーゲンダッツ」のミニカップや、一本ずつの棒アイスなら、食べる量をコントロールしやすいのでおすすめです。
低カロリー・糖質オフ商品を活用する
最近は、ダイエットや健康志向の高まりから、糖質オフ、カロリー50%オフといった商品が、コンビニやスーパーでも増えてきています。
どうしても夜にアイスが食べたくなったときや、カロリーが気になる人は、こうした商品を上手に活用するのも賢い選択です。
食べた後は軽く体を動かす
アイスを食べた後は、すぐにソファに座ってゴロゴロ……はなく、軽く体を動かしてみましょう。
散歩に出かけたり、部屋の掃除をしたり、家事をするだけでもOKです。
体を動かすことで、摂取した糖分をエネルギーとして消費し、脂肪として溜め込むのを防ぐ効果が期待できます。
濃厚なアイスを「少量ゆっくり」楽しむ
アイスクリームのように濃厚なタイプは、カロリーや脂質が高い一方で、少量で満足感があるというメリットがあります。
大容量のラクトアイスをダラダラ食べるよりも、高級なアイスクリームをゆっくり、じっくり味わう方が、かえってトータルの摂取カロリーを抑えられることも多いです。
まとめ
「アイスクリーム」
「アイスミルク」
「ラクトアイス」を比べると、最も太りやすいのはラクトアイスです。
その理由は、植物油脂や砂糖が多く含まれ、軽い食感からつい食べすぎてしまうから。
でも、安心してください。
結局のところ、どんなアイスを選ぶかよりも、「量」と「食べ方」次第です。
今回ご紹介した5つのコツを実践すれば、ダイエット中でも罪悪感なくアイスを楽しむことができます。
上手にアイスと付き合って、アイスを楽しみましょう!
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