「何度練習しても逆上がりができない」
「どうやって教えればいいかわからない」そんな悩みを抱えている親御さん、本当に多いんですよね。
逆上がりは小学生の体育で必ず登場する技ですが、コツさえつかめば誰でもできるようになります。
できない原因のほとんどは「フォームの問題」か「筋力の問題」のどちらかなんですよ。
この記事では、逆上がりができない原因から、タオルや補助ベルトを使った練習方法、親の教え方、さらに大人が挑戦する場合まで、筋トレ・フィットネスの視点も交えながら徹底解説しますよ。

この記事でわかること
- 逆上がりができない3つの原因タイプ
- 逆上がりのコツ(フォームのポイント4つ)
- タオル・補助ベルト・親の補助を使った練習方法
- 子どもへの上手な教え方
- 何歳からできる?目安と焦らないための考え方
- 大人が逆上がりに挑戦するときのポイント
- どうしてもできないときの解決策
逆上がりができない原因は3タイプに分けられる


まず「なぜできないのか」を正確に把握することが大切です。
原因がわかれば、対処法も自然と見えてきます。
タイプ① フォームが間違っている(最多パターン)
逆上がりができない子どもの多くは、フォームに問題があるんですよね。
代表的なNGフォームはこの3つです。
腕が伸びきっている
逆上がりはお腹(へそ)を鉄棒に引き寄せながら回る動きです。
腕が伸びきってしまうと体が鉄棒から離れてしまい、いくら足を蹴り上げても回れません。
足を斜め前に蹴り出している
足は「真上〜やや後ろ方向」に蹴り上げるのが正解です。
斜め前に蹴り出してしまうと力が前方向に逃げてしまい、体が鉄棒の上に乗れません。
おへその意識がない
逆上がりは「おへそを鉄棒にくっつける」感覚が最大のコツです。
これができていないと、体が鉄棒から離れたまま回ろうとするため、どうしても力が足りなくなります。
タイプ② 筋力が足りていない
逆上がりには「腕を曲げたまま体を支える力」と「足を蹴り上げる力」が必要になります。
筋肉の発達には個人差があるため、同じ学年でもできる子とできない子が出るのは当然のことです。

筋トレ・フィットネス視点で言うと、逆上がりに必要な筋肉は主に以下の通りです。
上腕二頭筋・広背筋(腕を曲げて体を引き寄せる力)
腸腰筋(足を高く蹴り上げる力)
体幹(腹筋・背筋)(回転中に体を丸める力)
これらが不足していると、フォームは正しくても力が足りずに回れないことがあります。
体幹トレーニングにはプランクがお勧め!
タイプ③ 怖さ・メンタルの問題
一度失敗した経験から恐怖心が生まれ、思い切って蹴り上げられなくなるケースもあります。
特に後ろに倒れる感覚への恐怖は、多くの子どもが経験します。
このタイプは技術・筋力が十分でも、心理的なブレーキがかかっている状態です。
「安心できる環境で練習する」
「成功体験を積み重ねる」ことが解決のカギです。
💡 まずは動画撮影で原因を特定しよう
お子さんが逆上がりを練習しているところを動画で撮ってみてください。
正しいフォームの動画と見比べると、どこで詰まっているかが一目瞭然ですよ!
親が横で見ているだけでは気づきにくい細かいポイントも、動画なら確認できます。
逆上がりのコツ4つ|ポイントを押さえれば必ずできる

原因がわかったら、次は正しいコツを覚えよう!
コツ① 腕を曲げてお腹を鉄棒に引き寄せる
逆上がりで一番大切なのが「腕を曲げたまま維持すること」です。
ひじを90度に曲げ、鉄棒とお腹の距離をできるだけ近づけることを意識してください。
「鉄棒をお腹でおさえるイメージ」
「鉄棒にぴったりくっつくイメージ」と子どもに伝えると伝わりやすいですよ。
コツ② おへそを意識して小さく回る
足先ではなく「おへそ(重心)を意識して蹴り上げる」のが正解です。
足先を意識すると大きな円運動になってしまい、大きな力が必要になります。
おへそを中心に小さく丸まるように回ると、少ない力で回れるんですよね。
コツ③ 足は真上〜後ろ方向に蹴り上げる
地面を強く蹴ったあと、足は「真上から後ろ方向」に振り上げましょう。
斜め前に蹴り出すのはNG。
「空に向かって蹴り上げる」
「頭の上を超えるように蹴る」というイメージで伝えると子どもにわかりやすいですよ。
コツ④ あごを引いて視線を下に向ける
逆上がりのとき、あごを引いて自分のおへそを見るように意識することで、自然と体が丸まり鉄棒に引き寄せやすくなります。
上を向いてしまうと体が反ってしまい、回れなくなるので注意です!
逆上がりのNGフォームチェックリスト
練習前にこのチェックリストで確認してみてください。
| チェック項目 | NGの状態 | 正しい状態 |
|---|---|---|
| 腕の形 | ひじが伸びきっている | ひじを曲げて引きつけている |
| 足の蹴り方 | 斜め前に蹴り出している | 真上〜後ろ方向に蹴り上げている |
| 体と鉄棒の距離 | お腹が鉄棒から離れている | お腹が鉄棒にくっついている |
| 視線・あご | 上を向いている | あごを引いてへそを見ている |
| 蹴り出す足の位置 | 鉄棒の真下より遠い | 鉄棒の真下〜少し前に踏み込む |
| 体の形 | 体が反っている | 体を丸めて小さく回る |
練習方法|ステップ別にマスターしよう


いきなり鉄棒で練習するより、段階を踏む方が早く習得できます。
ステップ① ダンゴムシポーズ(鉄棒にぶら下がって体を丸める)
鉄棒にぶら下がり、ひざを胸に引き寄せてダンゴムシのように丸まる練習です。
腕を曲げて体を引き寄せる感覚と、体幹を使う感覚を同時に身につけられますよ。
やり方
鉄棒を両手で握ってぶら下がる
ひざを胸に引き寄せてダンゴムシのように丸まる
3〜5秒キープ×5回
ステップ② タオルを使った練習
タオルを鉄棒と体の間に通して巻きつけることで、お腹が鉄棒から離れにくくなります。
逆上がりの正しい感覚を体に覚えさせるのに非常に効果的な方法です。
タオルの使い方
フェイスタオルを腰に巻く
タオルの両端を鉄棒の上に乗せる(タオルが鉄棒と体の間に挟まる形)
そのままいつも通り逆上がりの練習をする
タオルがあることで体が鉄棒から離れにくくなり、正しい回転の感覚がつかみやすくなります。
タオルに重みがかからなくなってきたら、徐々に外していきましょう。
ステップ③ 補助ベルトを使った練習
補助ベルトはタオルよりも安定感があり、繰り返し練習しやすいですよ。
市販品は1,000〜3,000円程度で手に入ります。
補助ベルトの選び方
| タイプ | 特徴 | こんな子におすすめ |
|---|---|---|
| 腰巻きタイプ | 体への密着感が高い | 正しいフォームを覚えたい子 |
| ベルトタイプ | 取り付け・取り外しが簡単 | 公園で手軽に練習したい子 |
| ロープタイプ | 長さ調整ができる | 大人が補助しやすい |
補助ベルトは「ある程度できる感覚がつかめたら外す」のがポイントです。
頼りすぎると外したときにできなくなることがあります。


ステップ④ 親の補助(手を背中に当てる)
親が直接補助する場合は「背中とひざの裏を支える方法」が効果的です。
補助のやり方
子どもの横に立つ
子どもが蹴り上げたタイミングで背中〜腰を上に押し上げる
もう片方の手でひざ裏を支えて回転をサポートする
補助は「全部助けてあげる」のではなく「自力で回れるギリギリのサポート」が理想です。
徐々に補助する力を減らしていきましょう。
子どもへの上手な教え方|伝え方のコツ

技術的なことを子どもに伝えるのは意外と難しいんですよね。
子どもにわかりやすい言葉で伝えるコツをまとめました。
「腕を曲げて」→「肘をわき腹にくっつけて」
抽象的な「腕を曲げて」よりも具体的な位置を伝える方が子どもに伝わりやすいです。
「足を蹴り上げて」→「星に向かって蹴ろう」
方向をイメージしやすい言葉に変えると動きが変わります。
「お腹を鉄棒にくっつけて」→「鉄棒をお腹で押さえよう」
「くっつける」よりも「押さえる」という能動的な言葉の方が体が動きやすいです。
褒めるタイミング
成功したときだけでなく「腕が曲がってたよ!」「今の足の蹴り方よかった!」と過程を褒めることで子どものモチベーションが続きます。
逆上がりは何歳からできる?目安と焦らないための考え方
「うちの子はまだできない…大丈夫?」と心配している親御さんも多いですよね。
目安としては小学校2〜3年生(7〜9歳)がひとつの基準と言われています。
ただし、これはあくまで目安で、3歳でできる子もいれば、小学校高学年でもできない子もいます。
それぞれの筋力・神経発達のペースが違うので、比べすぎないことが大切ですよ!
学習指導要領での位置づけ
現行の小学校学習指導要領には逆上がりは明記されていませんが、「小学校学習指導要領解説体育編」では中学年の発展技として位置づけられています。
焦りすぎず、できることを一つひとつ積み上げていく姿勢が大切ですね。
年齢別の目安
| 年齢 | 状況 |
|---|---|
| 3〜4歳 | できる子もいるが、まだ早い段階 |
| 5〜6歳(年長) | 体操教室では取り組むことも |
| 小1〜小2(6〜8歳) | 練習を始める子が増えてくる |
| 小3(8〜9歳) | できる子が増えてくる目安の時期 |
| 小4以降 | 遅くはない。正しく練習すれば必ずできる |
大人が逆上がりに挑戦するときのポイント

「子どもに教えようとしたら自分もできなかった」という大人の方も多いんですよね。
大人が逆上がりに挑戦するときの注意点をまとめました。
大人と子どもの違い
大人が逆上がりを難しく感じる主な理由は2つです。
①体重が重い
体重が増えるほど、腕で体を引き寄せる力が必要になります。
子どもの頃はできていたのに大人になってできなくなるのは、体重の増加が最大の原因です。
②筋力が衰えている
腸腰筋・腕の引きつける力・体幹が衰えると、若い頃と同じフォームでも回れなくなります。

大人向けの練習ポイント
まずはダンゴムシポーズで腕力・体幹を確認する
タオルを使って正しい感覚を体に入れる
長めのタオルを使うと大人でも補助しやすい
週2〜3回の練習で十分。毎日やりすぎると肩・手首を痛める可能性がある
筋トレ的に準備するなら、斜め懸垂(インクラインプルアップ)と腸腰筋ストレッチを組み合わせるのが最も効率的です。

どうしてもできないときの選択肢
「自分たちでやっても全然変わらない」
「何ヶ月練習しても一向に進歩がない」という場合もありますよね。
そんなときはプロのコーチに一度見てもらうという選択肢が意外と最短ルートだったりしますよ。
自己流の練習では「間違ったフォームが定着してしまう」リスクもあります。正しい動きを最初からプロに教わることで、遠回りをせずに済むことが多いんですよね。
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よくある質問(FAQ)
Q. 逆上がりは何歳からできますか?
A. 早い子だと3〜4歳でできる子もいますが、一般的には小学校2〜3年生(7〜9歳)が目安です。
ただし個人差が大きいので、同学年でできない子がいても心配しすぎないことが大切ですよ。
Q. タオルを使った練習でなぜできるようになるの?
A. タオルを鉄棒と体の間に挟むことで、お腹が鉄棒から離れにくくなるからです。
逆上がりで一番大切な「お腹を鉄棒に引き寄せる感覚」を体に覚えさせることができます。
Q. 補助ベルトはいつ外せばいい?
A. 補助ベルトありで連続して成功できるようになったら、少しずつ頼る力を減らしていきましょう。
いきなり外すのではなく、「ベルトを緩めに巻く」「タオルに変える」「紐一本にする」と段階的に移行するとスムーズですよ。
Q. 子どもに教えようとすると喧嘩になります…
A. 親が教えると感情的になりやすいのはあるあるですよ(笑)。
「失敗を責めない」「できた部分を具体的に褒める」を徹底するか、思い切ってコーチに任せるのも一つの手です。
Q. 腕の力がなくても逆上がりはできますか?
A. ある程度の腕力は必要ですが、フォームが正しければ腕力が弱くてもできます。
腕力だけで上がろうとするのではなく、足を蹴り上げる力と体を丸める動作を組み合わせることで、腕への負担を減らすことができます。
Q. 大人でも逆上がりはできますか?
A. できます!
フォームと準備次第で大人になってからでも習得できます。
体重が多い場合はタオルや補助ベルトを使った練習から始め、腕力・体幹をある程度鍛えてから挑戦するのがおすすめです。
あきらめたら終わりです。

まとめ|逆上がりのコツは「お腹を鉄棒に引き寄せること」が正解
逆上がりができない原因は「フォーム・筋力・メンタル」の3タイプに分けられます。
まずは動画で原因を確認し、正しいコツを一つずつ意識して練習することが大切です。
逆上がりのコツまとめ
腕を曲げてお腹を鉄棒に引き寄せる
おへそを意識して小さく回る
足は真上〜後ろ方向に蹴り上げる
あごを引いておへそを見る
練習のステップ
ダンゴムシポーズで感覚をつかむ
タオルや補助ベルトで正しい感覚を体に入れる
親の補助を少しずつ外していく
何ヶ月練習しても変わらない場合は、プロのコーチに見てもらうのが最短ルートです!
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