ガス屋に努めるプロが消費者目線で解説!
ガス代が高い!お風呂に入り、食事を作り、何気ない日常生活を送ってるだけなのに、ガス代が上がり生活を圧迫してきますよね。
何とかガス代を安くおさえよう思っていても、育ち盛りのお子さん等は、気にもせず使ってしまうものです。
ガス屋に高かすぎない?って言いたくもなります!
そこで!消費者でもある筆者が、ガス代が高くなる理由と節約方法を解説して行きます。
ガス代が高い理由
- 原価高等
- 給湯器の熱効率が悪い
- ガス使用量の増加
原価高騰
世界的にエネルギー価格が高騰してる中、ガスも上昇し日本で使用されるガスの大半は輸入で、円安が進めば進むほど、原価が高騰していきます。
要因は諸外国と日本の金利差、輸入コスト上昇、コロナからの回復に伴う需要に対する人手不足や、供給制約が上げられます。
政府のエネルギー政策や国際紛争、為替相場等の要因が大きいため、上がるか下がるかの先行き予測は不可能です。
ですが、ガス代を二割でも一割でも、安くする対策はあるので後に解説して行きます。
給湯器の熱効率
ガス代で一番影響を与えているのが給湯器ですが、お風呂や冬場の食器洗い、洗顔歯磨き等、寒くなるにつれ、温度も上げて行きますよね。
給湯器は蛇口から出る水を、瞬間的に設定温度で出す効率が重要な機器で、この熱効率が悪いとガスの使用量が上がってしまいます。
特に古い機種になると、新しい機種に比べ効率が悪くなっていくので、10年経過した機種は買い換えた方が、熱効率も断然良いです。
給湯器の中でもエコジョーズってシリーズがあり、熱効率は95%と言われてます。
従来型の給湯器は80%とされており、20%は大気に放出されてしまってます。
給湯器の排気口から出る排気は熱いですが、このエコジョーズは排気口から出る熱で水を温め、少し温度が上がった水を沸かすので熱効率が良く、排気口からでる排気も熱くなりません。
1割から2割近くガス代が節約できます
ガスの使用量が増加する訳
ガス代は給湯器が一番影響を与えるとお伝えしましたが、水温にすごく関わって来るからです。
単純に考えて、10℃の水を40℃に上げるエネルギーと、15度の水を40℃に上げるエネルギーでは、かなりのエレルギー差が生じます。
業界では水1gを1℃上げるのに必要な熱量を約4.2J(ジュール)で計算します。専門的なのでここでは割愛しますが、夏場は水温が高いので、温度差が少なくガス代も安価になってきます。
後、蛇口のシングルレバーですが、水を使ってるつもりでも、レバーが少しお湯側になっていれば、お湯が混ざる場合があります。
節約術
上で述べましたが、エコジョーズはこの効率を95%まで上げてくれるので、節約に繋がってきます。
・給湯器を一度見直し、古い給湯器をお使いの方は、買い替えを検討する。
・水側にシングルレバーをきっちり回して使うか、より確実なのは給湯器のリモコンスイッチをこまめに消す事!
自動湯張り機能は良いのですが、続けて入浴しない時は、温度を一定に保つ機能と、水位を一定に保つ機能は止めておく。
オートの給湯器と、フルオートの給湯器の違いはココです。
- 温度を一定に保つ(オート・フルオート)
- 水位を一定に保つは(フルオートのみ)
水位を一定に保つ機能はフルオートに付いてるのですが、ガス代が上がるのでフルオートの給湯器をお使いの方は機能は停止させる方が良いでしょう。
購入を検討している方は、オートで十分です。
・コンロの火は鍋底よりはみ出さない事。
・シャワーを出しっぱなしにしない(お湯もしぼる)。
まとめ
心当たりがあれば実践して、ガス代が下がった事を実感して見て下さい。
こまめに止めても快適に利用できます。
器具を買う時は少し予算が必要ですが、ガス屋での購入は高価になってきますが、ネット購入だとかなり安く購入できます。
ガス屋によって金利無し分割購入が可能な店もあるので、
相談してからのネット購入が良いとおもいます。
参考にしてもらえたら幸いです。
こちらも合わせて読んでみて下さい。