「人生100年時代」と言われる今、大切なのは「何歳まで生きるか」より「元気に動ける年齢をどこまで伸ばせるか」ではないでしょうか?
そのカギを握るのが 健康寿命。
寝たきりや介護に頼らず、自立した生活を送れる期間のことです。
実は、健康寿命と平均寿命の差は、
男性で約8.5年、女性で約11.6年。
この差を少しでも縮めて、笑顔で毎日を過ごすには、
「運動」「食事」「生活習慣」がとても大切です。
この記事では、健康寿命を伸ばす具体的な取り組みや最新データ、性別や都道府県別の違い、今日からできる習慣まで、わかりやすくまとめました。
50代からでも全然遅くない!
「今が一番若い」と思える、あなたの健康づくりのヒントになりますように。

この記事でわかること
- 健康寿命とは何か?最新データで解説
- 健康寿命を延ばすメリットとリスク対策
- 食事・運動・生活習慣で寿命を上げる方法
- ロコトレやウォーキングの効果的な実践法
- 男性・女性別の対策や都道府県ランキングも紹介
健康寿命とは?平均寿命との違いを解説
健康寿命とは、介護や病気に悩まされることなく、日常生活を自立して送れる期間のことです。
これに対し、平均寿命は生まれてから亡くなるまでの平均的な寿命を指します。
例えば、2022年の日本の平均寿命は女性が87.09歳、男性が81.05歳でしたが、健康寿命は女性が75.45歳、男性が72.57歳でした 。
この差は、女性で約11.6年、男性で約8.5年あり、介護や病気で制限される期間を意味します。

この差を縮めることが、健康寿命を延ばす上で重要な課題なんです。
最新データで見る日本の健康寿命と都道府県別ランキング
健康寿命と平均寿命の比較(2022年データ)
性別 | 平均寿命 | 健康寿命 | 差(不健康な期間) |
---|---|---|---|
女性 | 87.09歳 | 75.45歳 | 約11.6年 |
男性 | 81.05歳 | 72.57歳 | 約8.5年 |
都道府県別 健康寿命ランキング(2022年)
順位 | 都道府県 | 女性の健康寿命 | 男性の健康寿命 |
---|---|---|---|
1位 | 静岡県 | 76.68歳 | 73.75歳 |
最下位 | 岩手県 | 74.28歳 | 70.93歳 |

このように、地域によって健康寿命には差があり、生活習慣や地域の取り組みが影響していると考えられます。
健康寿命を延ばすための運動習慣とその効果
運動は健康寿命を延ばすために欠かせない要素です。
日常的に体を動かすことで、筋力や柔軟性の維持、心肺機能の向上、ストレスの軽減など、多くの効果が期待できます。
特にウォーキングやストレッチ、筋トレなどは、自宅でも手軽に始められる運動としておすすめで、
ロコモティブシンドロームを防ぐための、
「ロコトレ」も効果的で、片足立ちやスクワットなどが含まれます。

これらの運動を日常生活に取り入れることで、健康寿命の延伸が期待できるよ!
ロコトレの内容一覧表(厚生労働省推奨)
トレーニング名 | 内容 | 目安回数 | 期待できる効果 |
---|---|---|---|
片脚立ち | 支えなしで片脚を上げて立つ(左右1分ずつ) | 毎日1回以上 | 転倒予防、バランス力の向上 |
スクワット | ゆっくり腰を落とす運動(イスの前でやると安全) | 5〜10回を1日1〜3セット | 太もも・お尻の筋力アップ |
つま先立ち | イスの背を持ってかかとを上げ下げ | 10〜20回を1〜2セット | ふくらはぎ強化、血流改善 |
足の振り出し | 支えを持ちながら足を前後に振る | 各足10回ずつ | 股関節の柔軟性、歩行能力UP |
※出典:ロコモチャレンジ!推進協議会
食事と栄養の重要性(タンパク質と体脂肪率の関係)

健康寿命を延ばすためには、バランスの取れた食事も重要だよね!
特にタンパク質は、筋肉の維持や免疫力の向上に欠かせない栄養素で、高齢になると筋肉量が減少しやすくなるため、意識的にタンパク質を摂取することが推奨されます。
また、適切な体脂肪率を維持することも健康寿命に影響を与えます。過度な体脂肪は生活習慣病のリスクを高めるため、適度な運動と食事管理が必要です。
健康寿命を延ばす!食事のポイント表
項目 | 内容 | ポイント | 具体的な食材例 |
---|---|---|---|
タンパク質 | 筋肉量を維持し、代謝をサポート | 毎食しっかり摂る | 卵、鶏むね肉、納豆、魚、大豆 |
食物繊維 | 腸内環境を整える | 野菜・きのこ・海藻を意識 | ごぼう、キャベツ、わかめ |
ビタミンD | 骨を丈夫にし、免疫も強化 | 日光とセットで摂る | きくらげ、鮭、干ししいたけ |
良質な油 | 血管をしなやかに保つ | オメガ3系を意識 | 青魚、アマニ油、えごま油 |
水分 | 脱水や血液ドロドロを防ぐ | こまめな水分補給を | 水、お茶、味噌汁など |
各地の取り組み事例と健康寿命を延ばすメリット

各自治体では、健康寿命を延ばすためのさまざまな取り組みが行われてるんですよ!
東京都葛飾区では、スマートフォンのアプリを活用し、歩数や食事の記録に応じてポイントが付与される仕組みを導入しています 。
これにより、住民の健康意識が高まり、実際に体重が減少したという声もあります。
健康寿命を延ばすことは、個人の生活の質を向上させるだけでなく、医療費の削減や社会保障制度の維持にもつながる重要な課題です。
健康寿命を延ばすには?今日からできる習慣まとめ
「健康寿命」は、ただ長く生きるだけじゃなく、
元気に、楽しく、自分らしく過ごせる時間を伸ばすこと。
そのために必要なのは、特別なことじゃありません。
- 1日15分歩く
- タンパク質を意識して食べる
- ストレッチやロコトレで筋肉を動かす
そんな小さな積み重ねが、未来の自分を大きく変えてくれます。
人生100年時代。
「今が一番若い」この瞬間から、ちょっとだけ体にいいこと、はじめてみませんか?
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