最近、「なんか新しいこと始めたいな〜」とか
「運動はしたいけど、ジムはちょっと…」なんて思っていませんか?
そんなあなたにぜひ知ってほしいのが、今回ご紹介する「カポエイラ」です!
「カポエイラって、なんかダンスみたいなやつだよね?」
「最強の蹴りがあるって聞いたけど、本当?」なんて思っているかもしれませんね。
実はこれが奥深くて、とっても魅力的なんです!
この記事を読めば、カポエイラのイメージがガラッと変わるはず!
ダンス?格闘技?その両方? 意外なルールや、気になる「帯」のこと、そして初心者でも始めやすい理由まで、わかりやすく解説していきます。
さあ、一緒にカポエイラの世界を覗いてみましょう!

この記事でわかること
カポエイラが「ダンス」に見える理由と、格闘技としての「ルール」
カポエイラに登場する「最強の蹴り」の正体
カポエイラを彩る楽器や「帯」の意味
カポエイラの基本技から応用技まで「技一覧」
初心者でも安心して始められる理由と、カポエイラが健康に良いワケ
カポエイラ ルールは?格闘技?ダンス?意外な競技の正体

「カポエイラって、くるくる回っててダンスみたいでかっこいい!」 そう思って、一度はSNSや動画サイトで見たことがある人も多いのではないでしょうか?
実は、カポエイラが「ダンス」に見えるのには、深い理由があるんです。
カポエイラの起源は、ブラジルに連れてこられたアフリカの人々が、奴隷の身分から身を守るために生み出した護身術だと言われています。
しかし、当時の支配者たちは奴隷が格闘技の練習をすることを禁じていました。
そこで彼らは、
格闘技の動きを「音楽とリズムに合わせて踊るダンス」に偽装することで、密かに技術を磨いていったのです。
だから、カポエイラは一見するとしなやかなダンスのようですが、その一つ一つの動きには、相手を攻撃したり、身を守ったりするための高度な技術が隠されています。
カポエイラの基本的なルール
一般的な格闘技のように、明確な勝敗を競うというよりは、「ジョーゴ(Jogo)」と呼ばれる対戦形式で、お互いの技を披露し合います。
- ルール①:接触を避ける
- 基本的には、相手に技を当てず、寸前で止めるのがマナーです。
寸止めすることで、相手を尊重し、美しさを競います。
- 基本的には、相手に技を当てず、寸前で止めるのがマナーです。
- ルール②:床に手をつかない
- 対戦中に手をつくことは、相手の攻撃を避けるために有効な動きですが、自ら手をつくことはあまり良いとされていません。
手をつかずに体をコントロールするバランス感覚が重要です。
- 対戦中に手をつくことは、相手の攻撃を避けるために有効な動きですが、自ら手をつくことはあまり良いとされていません。
- ルール③:音楽に合わせて動く
- カポエイラには必ず「ビリンバウ」という楽器が奏でる音楽が流れています。
この音楽の速さやリズムに合わせて、対戦のリズムも変化します。
- カポエイラには必ず「ビリンバウ」という楽器が奏でる音楽が流れています。
カポエイラは、相手と「戦う」というよりも、
リズムに合わせて「対話する」ような感覚が強いんです。
だからこそ、老若男女、誰でも楽しめるんですね!
蹴り技からアクロバットまで!カポエイラの技一覧と最強の蹴り

カポエイラの魅力の一つが、そのアクロバティックでダイナミックな技の数々ですよね! この記事では、数ある技の中から代表的なものをいくつかご紹介します。
基本の技:まずはここから!
ジンガ(Ginga)
カポエイラの基本となるステップ。
左右にゆらゆらと体を動かし、相手の攻撃をかわしながら、次の動きのチャンスをうかがいます。
まるで優雅なダンスのように見えますが、常に相手の動きに対応できる体勢を保つための重要な動きです。
アルマーダ(Armada)
体を大きく回転させながら繰り出す回し蹴り。
しなやかで美しい動きですが、当たればかなりの威力があります。
メイヤ・ルア・ジ・コンパッソ(Meia Lua de Compasso)
体を大きくひねり、片手を床につけて、足で弧を描くように蹴り上げる技。
これもカポエイラの代名詞的な技の一つです。
ケシャーダ(Queixada)
体を大きく回転させながら、足の甲で相手の顎を狙うように蹴る技。
見た目は美しいですが、力強く、相手を牽制するのに使われます。
回避とアクロバット:相手を翻弄する動き
エスケイヴァ(Esquiva)
相手の蹴りを避けるための回避動作。
体を低くしたり、横にかわしたりすることで、次の攻撃につなげるチャンスをうかがいます。
アウー(Aú)
カポエイラの代名詞ともいえる側転の動きです。
ただの側転ではなく、常に相手を意識しながら行います。
アウーをしながら相手を蹴る「アウー・テゾーラ」といった応用技もあります。
ヘポンサ(Responsão)
相手の動きに対して、素早く反応してカウンターを狙う技。相手の技をかわした直後など、一瞬の隙をついて繰り出します。
究極の技!最強の蹴りはある?
「カポエイラの最強の蹴り」と聞かれると、正直なところ「これ!」と断言するのは難しいんです。
なぜなら、カポエイラは相手の動きや状況によって、どの技が最も効果的かが変わってくるから。
ただ、多くのカポエイラ経験者が「これぞカポエイラ!」と感じる、インパクトのある技を挙げるなら「マルテロ・ジ・マニ」や、
その派生技である「メイヤ・ルア・ジ・フレンテ」でしょうか。
これらは、体を素早く回転させながら、驚くほどのスピードで繰り出される蹴り技です。
相手の死角から一気に繰り出されるため、非常に強力で、見る人を圧倒します。
しかし、最も大切なのは、一つの技の威力ではなく、複数の技を流れるように繋げる「コンビネーション」なんです。
ジンガで相手を翻弄し、一瞬の隙をついて技を繰り出す!
この一連の流れが、カポエイラの真髄であり、「最強」とも言える部分なのかもしれませんね!

ダンスから始まった技ですが、磨かれた技を実践で使うと、かなり強そうです!
カポエイラを彩る楽器と帯の意味を知ろう

カポエイラの魅力は、動きだけではなく、会場全体を盛り上げる音楽や、カポエイラの経験を示す「帯」も、この競技を語る上で欠かせない要素ですよ!
カポエイラの音楽
カポエイラの中心には、「ビリンバウ」という弓のような形をした楽器があります。
このビリンバウが奏でるリズムによって、対戦のスピードや雰囲気が決まります。
また、手拍子や、歌い手である「コーラス」の歌声も、カポエイラに欠かせない要素です。
みんなで声を出し、リズムを刻むことで、その場にいる人全員が一体となってカポエイラの世界を創り出していくのです。
帯(コルダォン)の意味とは?
柔道や空手と同じように、カポエイラにも「帯」(ポルトガル語では「コルダォン)があります。
この帯の色は、カポエイラの経験や技術レベルを表しています。
- 白
初心者。カポエイラの世界へようこそ! - 黄色・オレンジ・青・緑
経験者。少しずつ技術を磨き、カポエイラの奥深さを知る段階です。 - 紫・茶色
中級者・上級者。指導者のレベルに近づいていきます。 - 赤
師範。長年の修行を積み重ね、カポエイラを教える立場です。 - 白(特別な帯)
最高位。カポエイラの開祖として認められた人だけが身につけられる特別な帯です。
この帯の色が変わっていくことで、自分の成長を実感できるのも、カポエイラの楽しみの一つです。
健康にも!カポエイラは初心者でも始めやすい

「カポエイラ、面白そうだけど難しそう…」
「体が硬いから、あんなアクロバットな動きは無理だよ…」
そう思った方もご安心ください!
カポエイラは、実は初心者の方にこそおすすめなんです。
筋トレやダイエットにカポエイラが効くワケ
カポエイラの動きは、全身の筋肉をバランス良く使います。
特に、体幹(コア)や下半身を鍛えるのに最適です。
- 体幹
ジンガや蹴り技は、常に体の軸を意識して動くため、自然と体幹が鍛えられます。
体幹が安定すると、姿勢がよくなり、肩こりや腰痛の予防にもつながります。 - 下半身
スクワットのような低い姿勢をキープしたり、ダイナミックな蹴り技を繰り出したりすることで、太ももやお尻の筋肉が引き締まります。
さらに、音楽に合わせてリズミカルに体を動かすため、楽しみながら有酸素運動もできます。
カロリー消費も期待できるので、ダイエットにも効果的です!
初心者は何から始める?
多くの道場やスタジオでは、最初から難しいアクロバット技を教えることはありません。
まずは、基本のステップである「ジンガ」や、簡単な蹴り技、回避動作などを、ゆっくり丁寧に教えてくれます。
最初は体が硬くても大丈夫!
継続して練習することで、少しずつ柔軟性が高まり、体の動かし方が身についていきます。
カポエイラは、他人と優劣を競うのではなく、自分のペースで楽しみながら成長できるのが最大の魅力です。
カポエイラは「健康的な身体」と「新しい自分」に出会える場所!
今回は、「カポエイラはどんな競技?」という疑問から、その奥深い魅力や意外なルール、そして気になる帯の意味や最強の蹴りの正体まで、幅広くご紹介しました。
カポエイラは、単なる格闘技でも、単なるダンスでもありません。
音楽と動きが融合した、心身を鍛える素晴らしい文化なんです。
そして、カポエイラは健康にもめちゃくちゃいいんです!
全身をバランスよく使うので、筋トレやダイエット、姿勢改善にも効果的。
「新しい趣味を見つけたい」
「楽しみながら健康になりたい」と思っているなら、カポエイラはまさにぴったりかもしれません。
ぜひお近くのスタジオを探して、一度体験してみてください!
この記事が、あなたのカポエイラへの第一歩を後押しできたら嬉しいです。
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